Introduction

自分の写真
2010~2012プロアドベンチャーレースチームTeam EASTWINDメンバー(トレーニング生)として活動、2012年9月選手引退。 アウトドアライフ・スポーツの様々な楽しみ方、大会・イベント情報、和木香織利の私生活(IN&OUTDOOR)日記。2013年6月11日、第一子の女の子を出産し新たな人生のステージが始まりました。
Ex-Adventure Racer of Team EASTWIND(2010-2012), officially retired as a racer in September 2012. Introducing ways to enjoy outdoor activities, race and event information, and my private indoor&outdoor daily life.

2012年12月18日火曜日

鋸山アドベンチャーウィークエンド MTB試乗会と懸垂下降体験会

鋸山アドベンチャーウィークエンドが今年も無事終了。
昨年は天気がすごく良くて快適な二日間だったけど、今年の天気は青空だけど「強風」。


初日のトレイルランレースの会場、保田小学校の校庭ではマウンテンバイクの試乗会。

ライトウェイ社のGTマウンテンバイク、自転車ショップ「たもたもばいく」の保氏プロデュース。



広々とした校庭にラインを引いて、シンダーブロックでちょっとした障害物を作っての試乗コースで沢山の方が参加してくれた。




レーススタート3分前にやってきた元気のいいお兄さんは、ちょっとだけ乗って「また後で来ます!」と言ってトレランレースを走りに行き、上位でゴールテープを切り休憩無しで、こちらに直行。

選手の荷物置き場となっている体育館ではイーストウインドメンバーの陽希が講師を務め、ロープアクティビティ(懸垂下降)体験会。
勇気あるキッズ!

クライミングの基本技術である懸垂下降、大人から子供までが楽しんでくれた。
MTB・ロープアクティビティ体験会はいずれも無料で開催。
まずはテーブルの上からシュミレーション

よくできました!

またぐ瞬間が一番怖い・・

お母さんが一番楽しんでいたような

懸垂下降は一見難しそうに見えるけど、練習すればすぐに出来るようになる。
アドベンチャーレースでも度々懸垂下降が行われるので、これが出来るようになればレースがもっともっと面白くなるはず。





2012年11月27日火曜日

鋸山アドベンチャーウィークエンド締切間近

来る12月8日、9日に開催されるアドベンチャーレース・アウトドアスポーツ体験イベント「鋸山アドベンチャーウィークエンド」の申し込み締切が今週一杯となっています。
今年も私がイベントプロデュースさせて頂いています。

お申し込みはお早めに! 鋸山でお待ちしております!
開催概要
参加者は17:30までに宿泊する「サンセットブリーズ保田」にチェックイン(保田小学校から徒歩約20分)。
初日は18:00より現チームイーストウインドと元メンバーの倉田文裕と和木香織利によるアドベンチャーレースのレクチャー、チームイーストウインドが準優勝を果たしたパタゴニアエクスペディションレース2012のスライドトークショーを開催します。
2日目の午前中はナビゲーション(地図読み)、ロープアクティビティ、シーカヤックのいずれかの講習となり、午後は前夜のアドベンチャーレースの続きを行います。
アドベンチャーレース出場に興味がある方には、色々な種目が実際に体験できる機会となっており講習会やミニレースを通してチームメンバーを見つけるチャンスにもなります。

開催日2012年12月8日(土)、9日(日)
主会場鋸南町立保田小学校、サンセットブリーズ保田
参加資格高校生以上の健康な男女(高校生は保護者の同意が必要)。
初心者向け。
募集定員60名(個人申し込み)
参加費一人15,000円
(交流会費、宿泊代、9日朝食、アクティビティ、ミニレースすべて込み)
※シーカヤック講習のみ3,000円の追加料金がかかります。

スケジュール
12月8日(土)12:00〜16:00どなたでも無料で参加できます
・ロープアクティビティ体験 (会場:保田小学校体育館)
・マウンテンバイク試乗会 (会場:保田小学校校庭)
18:00〜開会の挨拶
チームイーストウインドとアドベンチャーウィークエンドスタッフ紹介

アドベンチャーレースのレクチャー
〜アドベンチャーレースとは?〜
レースに参加するために必要な準備、心構え、トレーニング方法、今日開催されている国内レースを紹介します。

チームイーストウインド パタゴニアエクスペディションレース2012
スライドトークショー
悲願の準優勝を果たしたパタゴニアエクスペディションレース2012の写真や動画を交えてのトークショーを行います。

翌日のミニレースのチーム発表
20:30〜参加者、スタッフ全員で夕食
12月9日(日)06:00〜07:00夜明けを楽 しむランニングツーリング
※希望者のみ、5:45に玄関集合
07:00〜朝食
08:30〜11:30アクティビティ講習会
ナビゲーション、シーカヤック、ロープアクティビティのいずれか
アクティビティ終了後、各自昼食をとってください。
12:30〜ミニアドベンチャーレース 競技説明
13:00〜16:00ミニアドベンチャーレース
17:00表彰式、解散

また、トレイルランレース参加者を対象に「日帰りパック」もご用意致しました。
日帰りパックには以下が含まれます↓
1.サンセットブリーズの大浴場での入浴
2.アドベンチャーレースレクチャー
&Team EASTWINDによるパタゴニアエクスペディションレースのスライドトークショー
3.夕食

料金は3500円、当日のお申し込みのみを承ります。
申し込みはサンセットブリーズ保田(保田小学校から徒歩20分)にて、受付15:00~
終了時間は21時を予定しています。


アドベンチャーウィークエンドお申し込み・お問い合わせは、info@fields-co.jpまでメールを送信してください。受付担当スタッフより返信致します。

2012年11月26日月曜日

オリエンテーリングin朝霧

昨日のミニレースのあと、夜の交流会にてアドベンチャーレースとは何か?という内容で、パタゴニアエクスペディションレースのスライドトークショーをやらせて頂いた。

Team EASTWINDのマネージャーSueさんが作成したビデオで始まり
(何度見てもグッときてしまう作品)

オリエンテーリングin朝霧はファミリーでの参加者が多いので、交流会も小学生から大人まで年齢層は様々。小学生の子供でも、目をキラキラさせながら写真を見て話しを聞いてくれたのがとても嬉しかった!

25分間のはずが、質問を受けたりしてなんだかんだで10分ほどオーバーしてしまったが興味を持ってくれた方が沢山いたのは嬉しい限り。

続いてTEAM阿闍梨、国内最強の女子オリエンティア・ロゲイナーである田島りかさんによる今年チェコで行われたロゲイニング世界選手権のお話。
ロゲイニングはチームで行う耐久系ナビゲーション競技なため、アドベンチャーレースと凄く似ている。一緒にチームを組んでいた村越真先生とのチームワークの話しなどとても興味深いものだった。

チェコはどこでしょう?

国民一人当たりのビールの消費量が世界一のチェコ、コーラよりもビールのほうが安い!

補給食のお話。
やっぱりワサビ味柿ピーは必須なんです!!

今年の世界選手権ではミックスベテランの部で10位という素晴らしい成績を収められた。
ロゲイニングは最近国内で凄く人気が出ている競技。
今回も300名の参加者!本格的な競技者から、ファミリー、ランナー、ハイカー、普通の友達同士まで実に幅広い層の人たちが楽しめる競技だ。
世界で活躍している選手から話しが聞けるチャンスは滅多にないので、皆さん興味深深に話しを聞いていた。私もアドベンチャーレースの経験から、共感できることが多くとても面白かった。

さてさて、翌日日曜日はメインイベントの朝霧ロゲイニング(5時間)か開催された。
村越先生による競技説明

地図が配られて約15分間の作戦会議。どのポイントをどのルートで取りにいくか作戦を立てる。

天気が良かったので皆さん外で作戦会議中








9:00スタート!

ロゲイニングでは地図に示されたチェックポイントを取りに行くのだけど、どのポイントから取りに行くかは自由。よって、「よーいドン!」で皆四方八方へとバラバラに散っていく。

私はCP12の豚汁ポイントでお手伝い






なぜか村越先生がグリコのポーズで登場・・・ 笑

見ての通り、心も身体も温まる豚汁ポイントだったので晴天のもと、雄大な富士山をバックに選手たちのイキイキとした笑顔を沢山見ることができて、私も元気もらって充電させて頂いた。

午後1:30から最終ゴールの2:00までに選手が続々とゴール
ロゲイニングは最終ゴール時間を過ぎると1分毎に減点されてしまう

選手の怪我なく、イベントは無事に終了。
閉会式のあとも多くの参加者と沢山お話することが出来た。
アドベンチャーレースに興味を持ってくれている人は本当に沢山いる。
ワクワクする、素晴らしいアウトドアスポーツの世界をもっともっと伝えていかなければいけない、改めてそう思った。

左は田島りかさん、右はTREKNAOの伊藤ナオちゃん
(ナオちゃん、朝霧ロゲミックスの部で優勝!)



2012年11月24日土曜日

朝霧ミニアドベンチャーレースで思うこと。

朝霧ミニアドベンチャーレース、スタート!

最初はチーム全員手をつないで、お玉にピンポン玉を乗せてCP1まで運ぶ

CP1での課題、穴あきバケツにピンポン玉を入れ、手を使わないでピンポン玉を外に出す!
使って良いものは、水とチューインガム。

ヒントは、穴を如何にふさぐか。

MTBセクション、各チームに1台のMTB(?)で出発!

丸太運び。

CPは・・・  木の上!さぁ、なんて書いてある?

野鳥の池での課題

桶にバドミントンの羽根を入れたらクリア

紐が付いているので投げるのがなかなか難しい。

次の課題は火を起こして、その炎で紐を切る

もちろん、大人も真剣。

パパ頑張ってます。でも子供は少しつまらなそう?

CPはどこだ?


ラストゲームは柿もぎ!
「ハズレ柿」をもいだら罰ゲームして、「当り柿」がもげるまでチャレンジ。

3位、4位がゴール直前でデッドヒート!

 お疲れ様でした!

ミニアドベンチャーレース、怪我なく無事終了。
参加チームは実に様々で、一番多かったのはファミリー参加。
家族全員で、または父子、母子ペア、大人だけのペア、大人だけの5人組のチームも。

面白いな~、と思ったのが大人だけのチームのほうが子どもがいるチームよりも有利、ではないということ。優勝した大人二人ペアはベテランという感じでダントツの優勝だった。
(このチームは「家族チームも多くいますし、辞退します」と優勝を辞退された。しかし、「枝を拾って二宮金次郎スタイル」という課題にて一番多くの枝を拾って、二宮金次郎賞受賞(笑) 翌日のロゲインイングは堂々の優勝でした。)

準優勝は親子ペア、上位はすべてファミリーチームだった。
上位チームの共通点、それはチームの雰囲気が良くて、メンバーが盛り上がっている。
子供が一生懸命、親も一生懸命。一緒にレースを楽しんで盛り上げていた。

一方でリタイアしてしまったチームは、やはり雰囲気もあまりよくない。
思い通りのレースが出来なければ、楽しくもなくなるのもよ~く分かる。
あるファミリーチーム(パパ、ママ、息子(小学校低学年かな?)2人)、パパがかなり一生懸命で子供たちはややつまらなそう。課題ポイントでも、パパは一人で真剣に取り組み、子供は見ているだけ。そのうち下の子が「ママ抱っこ~」と言い出す。

その後しばらくすると、「リタイアします。。」と本部へ戻ってきた。
パパと上の子が先に来て、100mほど後ろからママと下の子がついてきた。
「子供たちが疲れちゃって・・・」と、パパ残念そう。

大人だけのアドベンチャーレースでも、初心者チームによくある失敗パターンだと思う。
チーム競技故、チームの速度は一番遅い人のペースとなる。と、いうことは如何に一番遅い人を速く進ませるかが鍵となる。速い人が先に行ってしまうと、遅い人はチームの足を引っ張る罪悪感や、「自分はいないほうがいいのでは」とすら思ってしまうことがある。速い人は遅い人に対して苛立ち、遅い人は自分に対して、速い人に対しても苛立つ。遅い人のモチベーションは下がる一方、仕舞には「もう辞めたい」と言う気持ちなりチームとして成り立たなくなる。
まさに悪循環。

チーム=皆で一つ、チーム内の凸凹な体力差や能力の差を如何に埋めるかが重要だ。
速い人・体力のある人は遅い人・一番体力の無い人をサポートし、皆が全力を尽くせるようお互いにサポートし合わなくてはチームワークは生まれない。

上記のファミリーチーム、パパはリーダーとしてチームを引っ張ろうと最善を尽くしていたのは間違えない。
しかし、一人だけでイケイケではチームは引っ張れない。

私が今年9月まで現役レーサーとして活動していたTeam EAST WINDのキャプテン、田中正人氏は昔、まさに「イケイケ」タイプのリーダーだった。私はチームに入る前、10年以上前の田中正人氏を当時のテレビ放送の録画を見て「うわ~、こんなキャプテンと一緒にやりたくないっっ」とすら思った(失礼!!)。(私が田中正人氏を知ったときは既に当時からは別人のように変わって素晴らしいリーダーとなっていた。)

近年の、今の田中正人氏はリーダーとしてチームメンバーが如何にやりやすく、全力を発揮できるかを考えてくれるリーダーだ。豊富な経験を活かし、メンバーに適切なアドバイスをして全力でサポートする。それが、チームが一番速く進める方法だからだ。(しかも一番レースを楽しめる方法でもある)

今日のミニレースではそんなことを思いながら、参加者の皆さんの笑顔、悔しい顔、疲れた顔、達成感でいっぱいな顔、一生懸命な顔を見て楽しませて頂いた。

やっぱりアドベンチャーレースはとてつもなく奥が深い。
下記の、田中正人氏の言葉を思い出した。
イーストウインドプロダクションHPより抜粋)


アドベンチャーレースは個々の体力はもちろん、チームで協力してゴールを目指すため、コミュニケーション能力やチームワークが必要になってきます。男女混成、バラバラな年齢層、多種目が特徴のアドベンチャーレースは、いわば社会の縮図でもあります。レースはもちろん、事前の準備段階から総合的に人間力が試されるのです。
アドベンチャーレースのキーワードは「対自然、対人間、対自分」。
この3つに真摯に向き合うことで人間力が向上します。この競技は主催者の管理の及ばない大自然の中で競技を行なうため全ての危険を受け入れなければなりません。しかし、競技であるためかなりの無茶をするので当然のように自然から痛い仕打ちを受ける。そうした中で自然の偉大さや人間の小ささを思い知らされます。
田中 正人
チームに関しても、極限の中で競技を続けるため次第に仲間を労わる余裕もなくなり、そのうちに自分の本性がさらけ出されてお互いにぶつかり合います。しかし、ぶつかり合いながらも一つの目標に向けて折り合いを付けなければなりません。
人とぶつかり、己を知る」。普段の社会生活にはない濃い人間関係を体験することになる絶好の環境を与えてくれるのが自然です。
人間が学ぶものは全て自然の中にある」。私はそれを日本人に伝えたいと思っています。
アドベンチャーレーサー 田中正人


田中さん、たまにはなかなかイイこと言いますね!!笑