私が以前所属していた日本を代表するアドベンチャーレースチーム、EAST WINDがこのレースに挑み、NHKがチームを追った。
番組タイトルは、
『死闘!コスタリカ横断850キロ ~限界に挑んだ日本チームの10日間』
2月28日(金) 20:00~21:50
BS1スペシャル
死闘!?
そう、今回のレースは正に死闘だった。
レース中、女性メンバーに大変な事故が起こった・・・
「超過酷」というイメージが先行しがちなアドベンチャーレースだが(まぁ実際過酷は過酷なんだけど)、アドベンチャーレースの魅力はもっともっと深いところにある。
技術や体力だけがあっても完走はできない。
チームはスタートからゴールまで常に行動を共にしなければならない。
レースが進むにつれて、疲労、痛み、睡魔から逃れられず極限状態に陥り、選手たちは皆余裕がなくなり本当の自分がむき出しになる。
それでも協力し合って困難を乗り越えていかなければならない。
それができないと、完走どころか危険な目に遭うことも・・・
私自身、チームに入って最初のレースで初日に肋骨を骨折。そのまま1週間レースを続けたことがあった。(その時のドキュメンタリーDVD「世界の果ての冒険レース」)
振り返ってみると、当時はあまりに自分が未熟だったことを痛感する。
とはいえ、その経験が大きな糧となって成長することができた。
是非とも多くの方に観て頂き、アドベンチャーレースの世界に興味を持っていただけたらと思う。
【番組のみどころ】
6大陸の8か所で繰り広げられる"アドベンチャーレース"ワールドカップは、11月、エコツーリズム発祥の地として名高い中米コスタリカのジャングルで最終の勝者が決せられる。26か国60チーム、240名の選手が究極に挑む壮絶な耐久レースだ。4人がチームとなり、絶壁や巨木、そして渓谷を昼夜なく走り抜ける。さらに海岸や山岳地帯を自身の足やマウンテンバイク、ラフティングなどで、技と体力を駆使し、10日間かけて850キロ先のゴールを目指す。
北のニカラグア国境から南のパナマ国境まで、まさにコスタリカ全土を縦断する。しかも、太平洋岸から大西洋岸へ向かうとともに、海抜はゼロmから3800mへ、気温は5℃から37℃、乾燥サバンナから熱帯多雨林・雲霧林など、自然環境は激変する。過酷な自然をどう克服するかが、レースのカギとなる。食料や寝袋などはすべて自分たちが背負って走るノンサポート。しかも昼夜の別なくレースは進み、休息、睡眠などは自分たちで判断する。自己管理能力や判断力、生活技術などの力が問われるサバイバル・レースだ。
番組では、並走撮影や空撮など、多角的な映像取材を行い、最終決戦のハイレベルな戦いの様子を、舞台となるコスタリカの豊かな自然の中に描く。
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