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2010~2012プロアドベンチャーレースチームTeam EASTWINDメンバー(トレーニング生)として活動、2012年9月選手引退。 アウトドアライフ・スポーツの様々な楽しみ方、大会・イベント情報、和木香織利の私生活(IN&OUTDOOR)日記。2013年6月11日、第一子の女の子を出産し新たな人生のステージが始まりました。
Ex-Adventure Racer of Team EASTWIND(2010-2012), officially retired as a racer in September 2012. Introducing ways to enjoy outdoor activities, race and event information, and my private indoor&outdoor daily life.

2014年1月13日月曜日

2013年ハイライト

1月25日に入籍、引っ越し。夫との結婚生活をスタートさせた。
夫と出会うまで独りで生きていくことを覚悟していた。独りでも十分幸せだし、好きなことをやって自由きままに生きていくのは悪くないと思っていた。
そんななか幸運なことに夫と出会い、全てを共有することになった。
夫の幸せも自分の幸せとなり、自分の幸せを共感してくれる相手がいる。
全てを2倍楽しめている気がする。

4月、妊娠8ヶ月。
友人で世界トップウルトラランナーのクリッシー・モールが来日し、その間我が家に滞在。アスリートの大先輩であり、私のアスリート人生に大きな影響を及ぼし、不思議なくらい気の合う友達。来日の目的だったUTMFでクリッシーのサポートをし、女子優勝を果たした。レースに関してはそこまでは良かった。レースが終わって会場を後にしようとしたところ、転倒してお腹を打つという事件発生。さすがに焦ってその場で動けなくなる・・・
(直後、助産師に電話をかけ状況を報告したところ、お腹のなかは胎盤や羊水によって赤ちゃんは守られているので、出血や腹痛が無い限り心配いらないと言われちょっと安心。しかしその日はしばらく胎動が無く、取り返しのつかないことをしてしまったと心底悲しくなった・・ その日の夜、ハッキリとした胎動が戻り安心。もう2度とこんな思いをしたくないので、イロイロと反省。)

4月末、約6年間勤めた会社を退社。
あり得ないほどの数の転職を続けて辿り着いたのがこの会社(システムズゴー)だった。システムズゴーに入社する前は、「やりたい仕事」を追い求めていた。それがなんなのか結局よく分からず、辿り着いた結論は「自分の時間を大事にできる仕事」だった。システムズゴーでの面接で、自分はキャリアを積むよりも毎日時間通りに仕事を終えて、その後はしっかりと自分のための時間が欲しい。そのためには会社にはしっかり貢献するつもりだし、与えられた仕事はキチンとこなす、と。給料に関しても高望みはせず、最低ラインを提示し「これだけでいい」と。(後に仕事の成果が認められ、理想の給料に昇給。)
その通りに勤めることが出来たので長続きしたし、自分が働きやすい環境を作るために、会社にとって良いように働いた。(要は会社にとって都合の良い、使える人間になることで会社も私のスタイルを認めてくれた。)
プロアドベンチャーレーサーになりたいと社長に直訴した際にも、会社のサポートが得られたのだと思う。
これこそ私にとって理想の会社で、理想の働き方だった。
システムズゴーには感謝しても仕切れない。こういう形(出産)で退社することになり、社長や上司同僚も喜んでくれてこの上ない最後を迎えることが出来た。感謝。

6月11日、予定日より3週間早く帝王切開で娘を出産。

ようやく会えた我が子、私が「母親」になった瞬間だった。

実はあかりが生まれるまで、自分の時間が無くなるということ(特に夜中に何度も起こされるということ・・)にちょっぴり抵抗があった。
イライラしてしまうのではないか、など。
しかし不思議なもので夜中に何度起こされても、オムツから漏れたウ○チがべっとり付いた服を何度洗おうと、なかなか寝てくれなくてもまったくイライラしない。

毎日笑顔を見て、寝顔を見て、おっぱいを飲む顔を見て、一緒にお風呂に入って、24時間一緒にいてお世話してもまったく飽きない。可愛くて仕方がない。

彼女にとって母親である私が全てなのだ。
人間、頼られることで生きる意味を感じることが出来るというのは本当にその通りだと思う。

どんなに泣き叫んでいても、ママが抱っこすれば泣き止んで、安心しきってママの腕に包まれて眠りに落ちる。
そこまで頼られたら可愛くて堪らないし、自分の生きる意味をどっぷりと感じることが出来る。

2013年後半は、あかりの成長を毎日楽しく嬉しく見て過ごしてきた。
昨日までできなかったことが、今日出来るようになる。それが毎日起こる。
そうやってこの半年間見ていたら、本当にあっという間に半年も経ってしまった。
子育てしている時間の時の流れの速さに圧倒されつつ、毎日を夫とあかりと思いっきり楽しもうと日々思う。
夫はほぼ毎日18時半には会社から帰宅してあかりの面倒を見てくれる。
子育てに協力してくれることで、あかりのことを何でも話せるし私も「独りじゃない」と感じられる。子育てのストレスはこれで十分解消される。というより、共有できなかったらかなりのストレスになっていると思う。

また、2013年は専業主婦となって・・・
結婚前は(実家住まいで母に甘え)家事を一切やってこなかった私は、ちゃんと家事がこなせるのか不安だった。
これも不思議なもので、夫がいることでちゃんとやるようになった。
夫が一所懸命働いて与えてくれている住居、出来るだけいつもきれいにしておきたいし、二人で過ごすなら快適で素敵な空間であって欲しいと思った。
料理も夫と二人で楽しく食事するなら美味しいモノが作りたくなった。
夫から「美味しい」と言われるのが一番嬉しいので、そのために日々努力できるようになった。完璧からはほど遠いけど、夫に「良い嫁」と思ってもらいたい。
(意外と切実でしょ?笑) 

他には・・・
帝王切開だったので傷が治ってランニング(ジョギング)できるようになるまでに3ヶ月を要した。
11月にハーフマラソンを2h45mかけてなんとか完走した(1h45mではなく、2h45m)。
産後の体力の低下に驚いた。
2014年も焦らずちょっとずつ、楽しみながら体力作りに励みたい。

12月21〜22日に鋸山アドベンチャーフェスタを開催した。
子供が生まれてもう自分には出来ないと思っていたこのイベントを、今回は子連れで開催。
私のアドベンチャーレース愛を再確認。やはりアドベンチャーレースが大好きでたまらない。今後もアドベンチャーレースを普及させたいし、いつか(10年後?)は選手としても復帰したいと思う。アドベンチャーレースは本当に面白い。アドベンチャーレースに関わる人たちが何よりも面白く、刺激的。これからもずっとお付き合い頂きたい人ばかりだ。

なんとも微笑ましい一枚。娘、生後1月半。

2014年はどんな年になるのかな?

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