Introduction
- Kay Waki 和木香織利
- 2010~2012プロアドベンチャーレースチームTeam EASTWINDメンバー(トレーニング生)として活動、2012年9月選手引退。
アウトドアライフ・スポーツの様々な楽しみ方、大会・イベント情報、和木香織利の私生活(IN&OUTDOOR)日記。2013年6月11日、第一子の女の子を出産し新たな人生のステージが始まりました。
Ex-Adventure Racer of Team EASTWIND(2010-2012), officially retired as a racer in September 2012. Introducing ways to enjoy outdoor activities, race and event information, and my private indoor&outdoor daily life.
2012年10月28日日曜日
ワラーチプロジェクトまであと二日 ~ワラーチ効果
ワラーチプロジェクト、いよいよ明後日10/30に河口湖をスタートします。
今日10/28、河口湖へ移動して準備に取り掛かかります。現在移動中の高速バスの中です。
ワラーチで毎日約30km、果たして可能なのか?
新たな挑戦にワクワクしています。
これまでトレーニングを積んできて一つ言える興味深い事実は、ランニングシューズで30km走った場合、ワラーチで30km走った場合の翌日のダメージに違いがあります。
ランニングシューズで30km走った翌日、足に重みというか疲れを感じていました。
先日初めてワラーチで30km走った際の翌日、疲労をほとんど感じなかったのです。
実に不思議。
ランニングフォームにも明らかな変化が見えています。
ワラーチはソールがたったの1cm、裸足に近い状態なのでどうしても「丁寧に着地する」ことが避けられません。雑な走りができないのです。
ソールが薄いのでフォアフット(またはミドルフット)着地がしやすい。
これによって土踏まずという元々人間が持つクッションが鍛えられ、着地の衝撃を土踏まずで吸収できます。これにより、必然的に踵着地した場合に直接負担がかかる膝のけがが予防できて、脚全体への負担が軽減されているのでは、と考えます。
「フォアフットがしやすい」というのは、シューズを履いてフォアフットの練習をする場合はかなり意識して練習するか、トップランナーしかフォアフット着地が実現出来ないのです。
私自身、ワラーチで走る前はシューズを履いて走っていて、フォアフットの意識をしていたけどなかなかできませんでした。
勘違いしてはいけないのは、ワラーチを履けばフォアフットが出来るという訳ではないということ。
意識とトレーニングが必要でですし、逆にワラーチを履いて踵着地すると衝撃がもろに膝にきてしまい怪我しかねないと思います。
さて、ランニングフォームの話に戻りますが・・・
私がワラーチランニングを初めて気が付いたのは、
フォアフット=胸を張る姿勢になる=骨盤が起きる=前傾姿勢になるということ。
前傾姿勢で走れるということは、前に進む重力を味方にできるので身体への負担は軽減されます。
私は以前腰痛と股関節に痛みが出ることがよくありました。
整体師の先生から左右の骨盤のズレが原因で、骨盤は起きない(立っていない、おしりが落ちている感じ)しそれによって股関節の可動域が狭まっていると指摘されました。左右のズレがあるので、足も左右で動きが違うので、上半身の動きも左右バラバラで身体の様々な箇所に不調が出ることがありました。
ランニングフォームを自分でチェックしても酷くバランスが悪かったです。
当時は整体院でズレを治してもらうという治療、永遠に終わらない身体のメンテナンスにお金もかかるし結局は根本的な治癒にはならないという、整体師の先生の意見に納得できませんでした。
そもそも自分の体の使い方が原因でこうなってしまったのなら、身体の使い方を改善することで治るのでは?
骨盤というキーワードで解決の糸口を探っていた際、骨盤のスペシャリスト中村孝宏先生に出会いました。先生には一度お会いしただけで、未だセミナーも受けられていないのですが(人気すぎ!)先生の著書「骨盤起こしで体が目覚める」を買って勉強させて頂いたら、骨盤を起こす方法や先生の考えに共感でき、納得できました。
要は、「やっぱり骨盤なんだ」と思えたんです。骨盤はワラーチでのトレーニングにもつながっていた、という訳。
(ちなみにストレッチに関しても私は以前から疑問に思っていて、筋肉を伸ばすことは本当に良いことなのか、怪我予防の効果が本当あるのか?という疑問も持っていました。この本を読んで、中村先生の解説に納得もできて、ここ一年ぐらい私はストレッチということをやってきていません。怪我もないし、長距離走った後にストレッチをするかしないかで筋肉の変化もなにも感じません。血流を良くするために筋肉へのマッサージはしています。)
ワラーチランニングを始めたら腰痛が無くなったのです。
恐らくこれは骨盤を起こした走りが出来るようになったので、以前骨盤が後傾している状態で衝撃を与えていた腰に衝撃がかからなくなったからなのでは、と思います。以前の私の走り方は、へっぴり腰でおしりが後ろに落ちている感じでした。そうなると背中も猫背に近くなってしまいます。呼吸もしずらいです。
骨盤を起こせば、そうは絶対にならないのです。
以前たまに発生した背中が突っ張るような痛みも、ここ最近ありません。
上半身のブレも減り、前よりも見ていても安定しているフォームで走れるようになったのです。
本当にワラーチは身体にいいのか?
18日間、毎日約30km走りながら検証してみたいと思います。
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